ゴールデンウィーク直前、S子さんはさわやかに「連休にパリヘ行ってきます」と宣言。いいわねえ、パリ。街はきれいだし、食べるも...

ドルとユーロは日本で両替してマイナー通貨は海外で両替

ゴールデンウィーク直前、S子さんはさわやかに「連休にパリヘ行ってきます」と宣言。いいわねえ、パリ。街はきれいだし、食べるものはおいしいし。パリでショッピングをしている妄想にふけっていたら、「お小遣いはカードと現金、どっちがおトクですか?」と超現実的な質問を受けて、我に返りました。


海外旅行先で使う外貨は、コストと利便性で選ぶのがポイント。「クレジットカードをメインに、少しの外貨キャッシュ」と覚えておきましょう。クレジットカードの場合、カード会社が適用したレートに1.63%程度の手数料が上乗せされます。一方、外貨キャッシュは両替レートが高く、カードよりコスト高になるのが一般的。


例えば、ニュースで「1ドル=100円」と言っているときに、日本の銀行で米ドルキャッシュに両替すると、3円の手数料が上乗せされた103円が両替レート。手数料は通貨によっても銀行によっても異なり、ユーロは4〜6円、オーストラリアドルは安い銀行でも9円50銭、高いと11円50銭もするのです!オーストラリア旅行で20万円くらいの外貨を使うと想定した場合、クレジットカードを使ったときとキャッシュを使ったときの差は、約2万円にもなります。オプショナルツアーの2日分くらいになりますね。


それに、クレジットカードは盗難に遭ったら使用停止すれば、被害を食い止めることができますが、現金はなくなったらそれでおしまい。セキュリティー面でも力ードがいいのです。とはいっても、チップや電車、タクシーなど交通費に現金は欠かせません。最低限のキャッシュをどこで両替するかが、次のポイントです。


手数料は、国によっても個別の銀行・両替所によっても異なりますが、基本は「米ドルとユーロは日本で、それ以外のマイナー通貨は現地空港で両替」と覚えておいてください。トルコ旅行に行ったとき、「実験」してみました。成田空港の両替所では、1万円で90トルコリラをゲット!イスタンブール空港で同じく1万円出すと、103トルコリラでした。現地のほうが1割以上も多くてびっくりしました。


さて、S子さんには「ユーロは日本で両替していくように」とアドバイスしておいたのですが、ヨーロッパ便は朝が早く成田で両替の時間がなかったようです。現地空港でのレートを聞いてみると、やはり日本より悪かったですね。5万円分のキャッシュを両替すると、日本で替えた場合と比べて総額で3000円くらいの損になりました。もしかして、S子さんったら、身をもってネタ拾いしてくれたのかしら?


その他、トラベラーズチェック(TC)、カードキャッシングといった方法もあります。TCのメリットはコストが低いことですが、パスポート提示を求められたり、国によっては使えないのが難点。スペインではほとんどのお店が使えませんでした。キャッシッグは年率18%程度の利息がかかりますが、翌月一括返済すると期間が短いため利息の額はそれほどではありません。ただ、利用ごとにATM利用手数料が別途かかることが多く、その金額はATMによって異なるのです。


少額で何度もキャッシングすると利息以上の手数料になるかもしれないことに注意。そして、帰国したら一括返済の手続きを忘れないようにしましょう。お友達との旅行なら、各自2万円くらい両替したキャッシュで「みんなのおサイフ」を作り、チップ、お水、タクシー代などに使い、お食事代は誰かがまとめて力ード決済して、帰ってから円で精算。この方法はいつも実践していますが、おトクで便利なのでぜひ試してみてください。