近所に住む親戚のM子(30歳・OL)は、お金や仕事のことで相談事があると「ちょっと教えて」とわが家にやってきます...

口座を分けてお金の出口を3つに分類

近所に住む親戚のM子(30歳・OL)は、お金や仕事のことで相談事があると「ちょっと教えて」とわが家にやってきます。最近の悩みは「積立貯蓄をしているのに、すぐに解約しちゃうからお金が貯まらない」。彼女は、海外旅行や大きな買い物のお金を支払うとき、積立や定期預金を解約して支払うそう。


支払いを終えて残ったお金が普通預金にあると、何となく使ってしまい、結局、積立貯蓄を最初からやり直すことになる。よくあるケースです。私もOL時代、同じことをしていました。M子には「絶対手をつけない本当の貯金と、1年以内に使う予定の一時的ストックの貯金を分けておくこと!」とアドバイス。お金の出口を次のように3つに分け、それに合わせて口座を用意します。

  1. メイン口座・・・お金が出たり入ったりの日常口座。給与振込、家賃や公共料金の引き落としなどに使います。
  2. 絶対手をつけない本当の貯金用口座・・・自動積立預金など。メイン口座からお給料日(またはその翌日)に自動的に積み立てられるようにします。勤務先で財形貯蓄があるなら、それを優先する。
  3. サブロ座・・・「一時的ストック用口座」のこと。毎月ではないけれど、1年に何回か出ていくお金は、メイン口座ではなくこの口座に入れておくと管理がラク。ボーナスが出たら、貯金する分を引いてすぐにこの口座に移しておきます。

この3つのなかではBの「サブロ座」がポイント。これをうまく活用すると、お金の流れがすっきりして、お金を上手に貯めて、使えるようになります。例えば30万円のボーナスが出た場合、10万円を貯金に、20万円でお洋服を買ったり、温泉へ行ったりしようと計画したとします。20万円をメイン口座に数力月置いておくと、何となく減ってしまった・・・。こんな経験はありませんか?日常口座は1ヵ月以内に出ていく予定のお金に絞って、それ以外をサブロ座に移しておくと、まるまる20万円を使うことができます。


サブロ座は、メイン口座と同じ銀行の同じ支店、または別支店で普通預金口座を作ります。最近は、口座売買などの犯罪防止の観点から同じ銀行で複数口座を作ろうとすると目的を聞かれます。その際には「家計管理上、必要なのです」と堂々と答えるといいでしょう。メイン口座(総合口座)のある支店で2つ目が普通預金ならハードルが低いようです。「新規口座開設」のメールオーダー用紙を使うとわざわざ店頭に出向かなくてもすみます。


メイン口座からサブロ座へのお金の移動は、ATMの「振替ボタン」を使うと手間いらず。ATMの「振替ボタン」とは、同じ銀行の口座間の資金移動を手数料無料で1回の操作でできる機能です。初めて知った人が多いかもしれませんが、本当に便利です。振替するには「振替元」のキャッシュカードと、「振替先」の通帳が必要なので忘れずに持って行きましよう。


3つ目の口座を郵便局や別の銀行に作り、そこでお金を貯めようとチャレンジする人が多いのですが、一度下ろしたお金を入金するために別の場所まで行くのが面倒になり、結局2〜3ヵ月で挫折してしまいます。なるべく手間をかけずにお金を管理できるシステムを作ると、ラクにお金は貯まるものなのです。