「お給料の何%を貯金するとよいですか?」という質問をよく受けます。「お金に関することで一般論はない」と考えて...

「マネーピラミッド」を作る!お小遣いは残さず全部使ってOKです!

「お給料の何%を貯金するとよいですか?」という質問をよく受けます。「お金に関することで一般論はない」と考えているので、答えに詰まることもたびたびあります。大切なのは、無理のない貯蓄額と、効率的な「自分バージョン」のお金の貯め方を見つけること。上手に「貯める&使う」ためのマネープランを考えてみましよう。


まず毎月の積立額を決めます。「余ったら貯金」は、よほど自己管理ができる人でない限りおすすめしません。効率的に手間なくお金を貯めたいなら、積立貯蓄が早道です。「マネーピラミッド」を使って無理なく貯められる金額を見つけましょう。


ピラミッド全体が毎月の手取り収入だとします。貯蓄プランは、「ライフライン費用」→「積立額」→「お小遣い」の順に予算を組むのがポイントです。「このくらい貯めたい!」と、貯蓄額を一番先に決める人が多いのですが、実は優先すべきなのは「ライフライン」にかかるお金の把握なのです。無理な積立をすると毎月が赤字になり、結果としてボーナスで赤字補填するはめになるからです。


ひとり暮らしなら、家賃、水道光熱費、食費の合計額を計算してみて。親と同居の人は、毎月家に入れる金額を考えます。生活するのに削れないお金が1ヵ月にどのくらいあるのかを知っておくことは重要です。ケータイの通話料など通信費は、使いすぎをチェックするためにもライフラインに入れないのがポイントです。次に積立額を決めます。自由に決めていいのですが、積立できる金額は、収入によっても家賃を払っているかによっても異なりますね。


「毎月の手取り収入」から「ライフライン費用」と「毎月の積立額」を引いた残りが、お小遣いの総額です。ライフラインと積立額が確保されているのだから、このお金は全部使ってよいのです。お小遣いに該当するのは、おしゃれ費、交際費、自己投資費、ケータイなどの通信費。具体的に数字をあてはめてみましょう。


手取り月収が18万円で一人暮らしのケース。家賃、水道光熱費(1年の合計を12で割って平均値を出す)、自炊分の食費・ランチ代の合計が10万円。これがライフラインです。積立額は3万円とすると、(18万円−10万円−3万円)でお小遣いは5万円となります。5万円の予算のなかで、遊び&学びのお金をやりくりしましょう。漠然とやりくりするより、すっきり管理ができそうですね。


さて、積立方法に戻ります。勤務先に財形貯蓄がある人は、財形を優先して。ない人は、給与振込の銀行で自動積立貯蓄をするといいでしょう。店頭に出向かなくても、ATM横に置いてあるメールオーダーの書類で申し込むか、ATMでも手続きできます。


ボーナスがない、またはとても少ない人は、「サブロ座」を使って、「マイボーナス」を作ってはどうでしょう?海外旅行費用やセールで買うお洋服代など半年〜1年以内に使うお金を毎月の収入から少しずつ作ります。この「使うために一時的に貯めるお金」は、給与振込と同じ銀行にサブロ座を開いて毎月そこに移しておきましょう。


こうすれば、財形または銀行の自動積立は、「本当の貯蓄」として当面手をつけなくてもすみます。「使うために一時的に貯めるお金」がないと、お金が少し必要になって定期預金を解約したら、あっという間に使ってしまったという失敗を犯しがちです。ボーナスがない人なら、積立額3万円を「本当の貯蓄2万円」、「使うために貯めるお金1万円」に分けてもいいでしょう。